FAQ
VMDファイル形式の詳細
VMD(Vocaloid Motion Data)ファイルは、MikuMikuDance (MMD) においてアニメーションデータを保存するための重要なファイル形式です。
VMDファイルは、キャラクターの動き、カメラの軌跡、その他のアニメーション情報を記録するために主に使用されます。本記事では、VMDファイルの構造と使用方法について詳しく説明します。
ファイル構造
VMDファイルはバイナリストリームファイルで、複数の部分を含んでいます。
ヘッダー情報
ヘッダー情報
- 最初の30バイトはバージョンの説明です:
- v1 バージョンは “Vocaloid Motion Data file” で識別されます
- v2 バージョンは “Vocaloid Motion Data 0002” で識別されます
- モデル名(ShiftJISでエンコード):
- v1では10バイト
- v2では20バイト
キーフレームデータ
キーフレームデータ
各部分の先頭には uint32_t
型の値があり、その部分のキーフレームの数を示します。以下のレコードが含まれます:
- ボーンキーフレーム(Bone KeyFrame)
- モーフキーフレーム(Morph KeyFrame)
- カメラキーフレーム(Camera KeyFrame)
- ライトキーフレーム(Light KeyFrame)
キーフレームレコードの詳細
ボーンキーフレームレコード
モーフキーフレームレコード
カメラとライトのキーフレームの構造は似ていますが、それぞれ特有のパラメータを含んでいます。
使用と互換性
VMDファイルは通常、MikuMikuDanceソフトウェアと共に使用され、異なるモデル間でアニメーションデータのインポートとエクスポートをサポートします。
異なるモデルは異なるボーン構造を持つ可能性があるため、VMDファイルを使用する際は、モデルとアニメーションデータの互換性を確認する必要があります。不自然なアニメーション効果を避けるためです。
まとめ
VMDファイル形式は、MMDアニメーション制作において欠かせない部分です。アニメーション内のさまざまなパラメータを正確に記録することで、ユーザーは滑らかで表現力豊かなアニメーションを作成することができます。その構造と使用方法を理解することは、高品質なMMDアニメーションを制作する上で非常に重要です。
もっと知る
VMDファイル形式に関する詳細情報はMMD Wikiをご覧ください